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Partner Company / Brand:Panasonic / FUTURE LIFE FACTORY
日常的に使うモノである"お金"。それを通して生まれる可能性に気付くことが、わたしたちのくらしにどのような影響を及ぼすのか。その実験と検証を目的としたプロトタイプ開発プロジェクト「Monesophy(マネソフィー)」。 newseamは、本プロジェクトの立上げ・構想フェーズからパナソニック内のデザインスタジオ FUTURE LIFE FACTORYのメンバーと共に議論を重ね、アイデア開発から全体プロデュース、アプリや映像、展示のクリエイティブディレクションなどを行いました。
2022年にPanasonic社内のデザインスタジオ FUTURE LIFE FACTORY(以降FLF)の鈴木氏が立ち上げた「Carbon Pay」という「自分のカーボンフットプリント量に相当する金額を、CO2を吸収する取り組みを行う団体に寄付し、環境に優しい世界を作るサービス構想※1」の中で、”脱炭素社会に向けて寄付をする” というアクションの提示を行いました。(Carbon Payプロジェクトも、吉富がCreative Partnerとして関わっていました)
そのプロトタイプに対し社内外から一定数のポジティブなリアクションが生まれたが、鈴木氏の中でそのアクション自体を自身が継続できない何かを感じていたことが、この「Monesophy(マネソフィー)」プロジェクトのスタートでした。
鈴木氏を中心にチームや有識者の方々と議論を重ねる中で「お金に対する価値観」が原因ではないかと考え、その深掘りからプロトタイプ構想、実装までに至りました。
アイデアの発散、0次プロトタイピングフェーズでは、様々なバリエーションでのアイデア構想を行い、その中で多くの人が共通認識を持って想像でき、考え方の違いによる選択の違いが生まれやすい「(お金を)つかう」ことにフォーカスしていきました。
その集大成として2024年3月22日(金)から24日(日)に下北沢ボーナストラックで実施した展示が「Monesophy Store(マネソフィーストア)」です。
「Monesophy Store」は、お金の使い方によって未来の社会がどう変わっていくのかを擬似的に体験できる展示として実施しました。
自分のお金の使い方診断をし、次に疑似的な購入体験をすると、その「購入体験で使われた”お金”によって生まれる可能性のある未来のストーリー」が提示される全体設計となっており、この展示体験を通して「自分の購買行動ひとつひとつが、未来につながっているのだ」と来場者の方々に感じてもらい、感想・意見をフィードバックしていただくことができました。
Project Owner, Planner, Designer : Keita Suzuki ( FUTURE LIFE FACTORY, Panasonic )
Project Owner, Planner, Designer : Madoka Kawano ( FUTURE LIFE FACTORY, Panasonic )
Creative Partner, Producer : Ryosuke Yoshitomi ( McCann Alphα, newseam )
Director : Takashi Kondo ( GOCCO. )
Designer : Megumi Takakura ( GOCCO. )
Producer : Go Sakai ( PARAGON DIGITAL DESIGN )
Production Manager : Tohko Harima ( PARAGON DIGITAL DESIGN )
Director, Animator : Hirotaka Ohnishi ( PARAGON DIGITAL DESIGN )
Designer : Saria Shibahara ( PARAGON DIGITAL DESIGN )
Producer, Director : Kohei Shishida ( Samposha, TOKYO LION )
Editor : Masahiro Ino
Writer : Honami Zaizen
Photographer : Masahide Tsurumoto
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